2009年10月18日

人生ゲームにご用心

昔「お葬式」という映画があった。
オヤジの残した財産を巡って、
遺族が骨肉の争いを繰り広げる。

コミカルに描かれていたけど、
子供ながら
大人になってから、
こんなことが起きたら嫌だな、と思っていた。

で、大人になった自分が思うことは
あの映画はもろノンフィクションだったのだと。

金は便宜性を求めて人が生み出した小道具のはずなのに
その小道具に踊らされている人って本当なんなのだろう。

私は昔からタイミングが悪い。
タイミングが悪いというよりは、
気になったら突き留めないと気がすまない性格で、
こうと思ったら、やらなきゃ気がすまない性格で、

・・・その結果、いろんな人のいろんな事件に巻き込まれて、
あらぬ疑いをかけられたり、余計な嫉妬を感じたり、

なのに、金には無頓着(泣)
時間をかけて、気苦労だけして、
一体自分は何をしているのだろうか。

タイミングが悪かったとはいえ、
なぜ出会って、間もない私だったのか。

色々頭をよぎるのだが。

生きていくためには
金を得るためには

誰もが立場とか体裁とか家庭とか組織とか
いろんなものをしょっていて、

気づいていても口に出さなかったり、
見て見ぬふりをしたり、
他人事だからと目を瞑ったりするんだろうけど、

私は背負うものがなかったから
自由に声をかけられたり、
自由にそこに行けただけの話なんだけど、

それが、そういう人間だらけのなかでは
「特別」に見えてしまう。

そうなったら、そうなったで、
自由に声をかけられなかったり、
自由にそこに行けなかった人々が

今度は私に向けて、いろいろ探りをいれてくる。
本当のことを言っても、疑うようだ。

まるでダウトゲームのように。

今更何を知りたいのだろうか。
言われてもないことを言われてたよと、
私が嘘をつけば納得するのだろうか。

そこにないものがあると、
あるものがないと、
そういえば気が済むのだろうか。

金欲。
物欲。
出世欲。

・・・それって確かにエネルギーだけど、
この期に及んでどうなんかいな。


「もう僕は疲れたから、君に任せた」
といって、目を瞑った。

その意味の根っこのところを
嫌でも知ることになっているのだけど。

そりゃあ、疲れるわな。
こんな雑音、毎日毎日聞きながら生きてたら、
そりゃ疲れるわ。。。


にしても、最後までとんだ無茶ブリ。






何かの罰ゲームか、これは。







posted by ササクレYUKO at 11:48| 東京 霧| Comment(3) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

亡くすということ

私のとても身近な、
とても大切な人が亡くなった。

いろいろ複雑な事情が絡み合うなかで、
悩んだ挙句、今までだって結局そうだったじゃんと
体裁とか立場とかリスクとかそっちのけで
自分の良心に基づいて、「自分勝手」に動いた。

その結果、死の二日前に話した私との会話が
彼の本当の意味での「遺言」となって、

偉大な彼の最後の仕事を
お手伝いする過程のなかで

自分が見失いそうになっていた
この仕事に対する想いとか、
大切にすべきものとか、

再確認しているような、状況。

今まで
右に行こうか
左に行こうか

ふらりふらりしていた迷いが

その人に「託された」ことで
やっぱり、自分は今後この道に進むのだな、
と漠然と見えてきて、

多分、その「遺言」の実現こそが
自分のスタート地点になるのだろうな、
ということも、なんとなくわかるのだ。

2年前、同じく大事な人を失った時から、
自分は「言葉」を失ったままだった。

忙しさにかまけて会いに行かなかった。

約束が守れないままでいたことを引け目に感じ、

会いに行かなかったことを後悔して、

本当は何を伝えようとしていたのだろうと。
何を伝えたかったのだろうと。

推測に徹することしかできない
不甲斐なさから逃げたくて、
「言葉」から逃げていた。


・・・その後悔がなければ、
今回、私は又、同じ過ちを繰り返していたのだろうな、と思う。

それにしても、人の死というのは
邪悪な組織や人々によって、
如何にも都合よく利用されてしまうものなのね。

「赤の他人が都合よく加工した体裁第一の故人の遺志」
なんてものは、簡単につくり上げられてしまう。


・・・恐ろしいよね。


でも、私は、「本当の遺志」を伝え続けるよ。


どっちが「本当」かなんて、
聞くひとが聞けば、一目瞭然。


嘘はつきたくないからね。






posted by ササクレYUKO at 11:44| 東京 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

労働法違反と会社の尊厳

前の職場から給与明細が届く。

すると、あら不思議。あんなに休んだのに欠勤扱いされていない。

前の職場は不思議な職場で、「座ってはいけない」「休んではいけない」が鉄則だった。明らかに労働法違反なので、せめて30分だけでも休みを入れて、と願い入れたものの聞き入れられず、その結果、13〜14時間働き続けた私は足を患ったのである。

先のこともあるため、労災を申し込もうとトライしたのだけど、
労働管轄署の労災担当者から「あなた以外も全員同じ病気になっているなら労災を受けられるが、そうじゃないなら多分無理」

という説明を受けたため、ではではと社会保険から給付される
「傷病給付金」を申請することにしたのである。

通院明け、厄介払いのためなのか、
当初会社が「即退職を」ってなことをやんわり言ってきたのだけど、
会社の言い分があまりに理不尽で、ぶち切れた私は、

ダメもとで労災申請をするか、
会社都合で私を辞めさせることをちゃんと認め、2ヶ月分の
給与を今すぐ出すか、それか私を好きなだけ働かせるか、
という条件を出した。

タイムカードや出勤帳を提出すれば、
明らかに軍配が私にあがる。労働管轄署から
にらまれたくない会社は「好きなだけ私を働かせる」という
選択肢を取り、私は「一ヶ月後の退職」を掲示したのだ。

その後、色々調べていくうちに、入院や通院等で会社を欠勤し、会社から給与が支払われなかった場合、医療機関と会社の証明があれば
全給与の2/3を社会保険から給付してもらえる「傷病給付金」という制度があるのを知った。会社退職後も2年は有効の優れもの。

早速、傷病給付金を申請するために病院へ行き、書類が出来次第傷病給付金の手続きをお願いしたい、と会社に伝えたところ、先月分はしっかり欠勤扱いで給与が減給されていたにも関わらず、なぜか今月分は「全額」支払われていたのである。

つまりはこういうことである。

会社は労働法違反を犯していることを自識しているため、
労働管轄署同様、意地でも社会保険庁にタイムカードや出勤帳を提出したくない。

そこで社会労務士とともに考えたのだろう。

傷病給付金はあくまで「会社から給与が支払われていない」という前提で手続きが行われるため、会社が給与を全額支給すれば、傷病給付金の申請はできなくなる。

つまり、会社としては、多少損したとしても、本来なら欠勤扱いで給与を天引きされるはずの私にその全額を払うことで、労働法違反の実績がお国にバレることを阻止したのである。

一種の「口止め料」だ。

私としては、本来2/3しか貰えないところ全額入ったから、
まあいいのだけど、きっとあの会社はいつまでも同じようなことを
続けるのだろう。

結果、人材がどんどんやめていき、潰れるのも時間の問題。
人材とは人財なのである。

実は昨日、面接で新しい職場を決めてきたのだけど、

労働時間や労働条件を詳しく聞くことは面接でタブーと
知っていながらも、まあ落ちたら落ちたでいいや、と思い、
思うことをそのまま話してきた。

責任ある仕事をやらせてもらうのに8時間でおさめようなんて
思っていないですけど、私は正直からだが丈夫なほうではないので、
会社に「健康で働き続けられる環境」を用意しといてもらわないと
結果的に顧客や周囲に迷惑をかける。その点どうですか?と

当たり前だけど、やっぱり50年100年続いてる
基盤のしっかりした企業は、その辺のところをよく分かっている
印象を受けた。利益追求のためだけに働かせるか、利益追求の本来の目的は何か。そこを意識できるのとできないのとでは大きな差が出てくる。

・・とにもかくにも寄り道の多すぎる私の仕事道。今度は踏み外さないようにしたい(って、多分またやるな)












posted by ササクレYUKO at 10:19| 東京 曇り| Comment(4) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

一人焼肉1130円

大掃除をしようと思って、久々に中野のドンキに行く。
中野のドンキは、近年稀に見る接客の悪さで、
私的に秋葉原のツンデレカフェなんかよりめちゃくちゃ
面白いのだけど、

今日行ったら、あろうことか、その中野ドンキの階段に
「私たちは何があってもあなたの味方で、あなたの力になって・・」
っ的な張り紙が張られていて、

シャンパン一本のみ干して、ボロボロに泣き明かした私には、
もう、中野ドンキ=ウルトラマン太郎に匹敵するスーパーヒーロー

に思えて、張り紙ごと縋りたくなった。

そのチラシにだまされたのか何なのか知らないけど、
衣替え用の圧縮シート1枚だけ買うつもりが、バーゲンのバスタオルと
ムシューダと洗濯洗剤まで買ってしまった。が、相変わらず、中野ドンキの店員は愛想がなく、仕事も失い、男も失い、期待はずれもいいところの私の人生だけど、中野ドンキだけは私の期待にこたえてくれると妙に熱くなった。

その後、久々に中野の街をふらふらし、薄汚い焼肉屋の
「カルビセット 1130円」の看板を見て、これまた期待せずに入った。

ところが!!である

休日限定とうたったそのセットには、なんとナムルやスープをはじめ、お惣菜10品程がついてきたのである。そして肉も霜降りたっぷりの超上級カルビ。

私は熱くなった。心から熱くなった。

久々の当たりくじ!!!!!!!

・・・注文を取りにきてくれた片言の日本語を話す中国人だか韓国人だかのお姉さんも、私には神様に見えた。

と同時に、「在庫整理も含まれているかもしれないけど、絶対このボリュームじゃ採算合わないはず!」という不安に駆られ、

失業者なんだから、甘えておけばいいものを、
「生グレープフルーツサワー」を頼んでしまう。
こんなにいいお店、サービスのしすぎで潰れたら、私が困る。

まっこりのグラスを頼みたかったのだけど、
まっこりは3合からしかなく、本当は3合なんてぐびぐび飲めちゃうのだけど、

子連れや夫婦円満の団体客が多いラブラブモードの店内で、

一人失恋したて、、失業したてのど不幸三十路一人焼肉女が
まっこりのボトルあけちゃうのは、さすがにKYだろうと思い、
本当におとなしく、サワー一杯だけ飲んだのだ。

・・が、あろうことお会計のときに、ふと気づく。

別れた男が明日間違いなく仕事で使うであろう小道具が
なぜか私のバックの中に・・・・そう、とある仕事を頼まれ、
自分がしたあとに返し忘れたのである。

・・大当たりのあとはハズレかよ・・と泣けてきた。

もう会いたくないし、そのまま速達で送りつけようかとも
思ったのだけど、速達で送ったとしても、
明日の朝には間に合わない。

多少手数料がかかるだろうけど、
再発行すれば問題はないけれど、
それでもやっぱり明日には間に合わないわ。


・・と堪忍して、返しに行くことを決め、バスに乗った。

さすがに相手の家の近くまでいくと、いろいろな感情が
こみ上げてきて、一人焼肉の大当たり気分もふっとんでしまう。

どうか会いませんように。どうか家にいませんように。

と心の底から祈りながら、奴の家に行き、
真っ暗で人の気配がないことを確認したうえで、
奴のポストに大切なそれを返してきた。

封筒にでもいれようと思ったけど、
無精者のやつのことだから、封筒になんて入れたら
またいつ気づくか分からない。だから、大切なものだけど、
そのままぶっこんだ。


この狭い街で、鉢合わせしないことだけが救いだった。

ああ、良かった。帰りにコーヒー屋の兄ちゃんにだけ会いに行こうかな。カフェラテ頼むといつも絵を描いてくれる。でも、もう、来れなくなるな。

・・と、ここ数ヶ月通い続けた街にさよならしながら歩いていると

「オマエ、こんなところで何やってるんだよ」
と、きれいな格好をした奴に後ろから声をかけられた。


・・・絶句。

半年前は外歩くのも不精ヒゲで、こ汚かったのにね。まるで別人。

それにしても、ああ、なんて、私タイミング悪いんだろう。
一番起きてほしくないことが起きてるし。

「XX返すの忘れてたから、返しにきた」
「あ!!そうだ・・」

・・人のこと仕事できない奴呼ばわりして、こんな大切なもの、私が気づくまで気づかないなんて、お前こそどーよ、と思ったがもう赤の他人。悪態つくのはやめよう。

「ポストに入れておいたから」
「そうか」

・・業務連絡だけは伝えておかないと。

目の前の信号は赤。
私も無言。奴も無言。
隣同士、妙に不自然な1メートルくらいの距離が空く。

信号が青になった。
黙って、歩き出した。

どっちに行くの?という声が聞こえた気がしたけど、
私はもう、一時も奴と一緒にいたくなかったので、
黙ったまま二人でよく行ってた中華料理屋方面に歩き出した。

本当はそのまままっすぐ歩きたかった。

もしもまっすぐ歩いたならば、
その先には私の家の近くに止まるバスの停留所がある。
今までどおり、そのバスに乗って家に帰るつもりだったのだけど、
奴の足取りがまっすぐ向いていたから、
私はあえて斜め横断して、大きく右に反れ、
次の駅から電車で帰ることにしたのだ。

中華料理屋近くまできて
もしかしたら・・と思って後ろを振り向いたけど、
奴はいなかった。

・・海鮮炒め、美味しかったな。オマール海老も美味しかった。

その中華屋には、
私たちがラブラブだったときも大喧嘩したときも、
変わらずにこにこ接客してくれる中国人のおねーさんがいて、
私は彼女が大好きなので、久々顔を出したかったのだけど、
顔を見た途端、また不必要な感情が溢れ出しそうだったから、
そのまま通り過ぎた。

ごめんね。おねーさん。
いつか、また来るよ。




これで良かったと思えますように。





・・・明日は面接。



早く、シゴト、したい。
posted by ササクレYUKO at 18:54| 東京 雨| Comment(3) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

自棄酒はシャンパン

本当は一生懸命作られたお酒をこんな風に飲むのは
いけないんだけど。

本日、私、別れてきました(まただよ)。
一応、言っておきますが、セックスレスですが、
セックスレスが原因ではありません。
溜まってるから、いらいらしてたわけじゃないのよ。
生理終わって一週間目。本来なら、精神的にもお肌の調子も
一番うきうきわくわくタイムなはずなのだけど・・・。

まあ、いわゆるひとつのシンデレラ・コンプレックスが原因です。

結婚なんて、パートナーシップなんて、婚姻制度なんて、と
鼻っから馬鹿にしてたつもりだったんだけど、
実はそれって、単なる憧れの裏返しだったんじゃん、と
今日しみじみ分かったわ。馬鹿じゃんね、私。

自棄酒発泡酒の男と精神的に決別するため、
私、今、失業中でも自棄酒シャンパン。

我が家に来たとき、そういや相方びっくりしてたわ。
なんで、こんな高いグラスお前ごときが持ってるのって。

そんなんしらねーっつーの。だって、もらいもんだし。

っつーか、シャンパングラスじゃ、注ぐのめんどくさいから、
今、その相方のいうところの「高い」ワイングラスになみなみついでそろそろ一本空けそうな勢いですけど。世の中的には高いのかもしれないけど、そんなん知ったこっちゃねーし。っつーか、しらねーし。

いくらでも持ってけっていう人がいるから、まんま受け取って、いくらでももらってきた私が存在するわけだし。モノなんて、モノの価値なんて、しょせんそんなもん。

ずうずうしくルームメイトのぶんと相方のぶんと自分のぶん、4つも貰ってきちゃったし。でも、私にとっては0円だし。ダイソーに勝った!タダだぜイエイ!みたいな。ええー、私が何がいいたいか、みんな分かる?私は私自身で、今、さっぱり分からないのだけど。っつーか、飲みすぎ。頭いたい。肝臓いたい。


でも、そんな私の心根を知ってか知らずか、奴は断固としてこのワイングラスを使わなかった。彼の何かが拒否していたのでしょう。きっとね。それこそ、0円の高級ワイングラスを拒否して、100円のダイソーカップでワイン飲んでたわ。まあ、しょせん、そんなもん。

ついでに今飲んでるシャンパンも、めちゃくちゃ高そうなんだけど、12年ぶりにこの間会った、悪いことも良いことも全部一緒にしたフランス人の親友が日本にきたときくれたもの。だから、本当はお祝いのときにのみたかったんだけどなー。でも、まあ、きっと許してくれるよね。自国から送られてきて、大切に取っておいた超うまうまワイン、私とオリビエが、みえとスティーブとファビエンヌの帰宅を待たずに二人だけで飲み干しちゃったとき、超ーーーーーーーむかつかれたけど、結局みんな許してくれたし。だから、今回も許してくれるはず。ね、ファビエンヌ!

持つべきものはやっぱり信頼できる友達や仕事仲間よねー。そして、美味しい酒を造ってくれる世界各地の職人さん。

やっぱり私、酒があればいいや。酒だけあれば、いいや。

なのに、こんな気分で、こんな飲み方しちゃって、ごめんね、SORRY!ワイナリー!OH,NOOO!みたいな。

いやあ。私、馬鹿よね、おばかさんよね♪
って、誰だっけ、あの歌うたってるの。

っつーか。大学時代、インド人に大失恋した時も、
偉くなって、奴の会社なんてつぶしてやるーーーーーーーーー!!

・・という思いで、やたら勉学に励んだのだけど、

今回も、自分では認めたくなかった
淡い期待というべきか。

ってか、並べ替えたら、期待って大儀になるんだね。
今、気づいた。おっくうっていうの。

つまりはおっくう。そうよ、おっくう。

・・・なんか、やっぱり、全然分かんねーや、男って。
男って何?何それ。股間に砂袋つけたカメレオン?みたいな。


分かったのは、私の弱さ。

男がいるときは、もしかしたら一緒になるかもしんねーし(きゃぴ)
そろそろ体力的にも落ちてきたし、土日祝日休みの
つまんねーOL仕事でもして、奴の望みどおり、
洗濯物とか、掃除とか、相手を「支える」典型的
ジャパニーズ男子が望むところの女になるのも
楽そうだし、悪くねーかな、
とすっとぼけたこと考えたりもしたんだけど、

・・・しょせん、すっとぼけた考えはすっとぼけた考え。
やっぱり、ガラじゃねーぞと神様が私に言ってるのね。

股間に砂袋二つつけたら、こいつら聞く耳持つかんなーとか、
真剣に考えたこともあったのだけど、ようやく30過ぎて、
砂袋つけなくても、時々いい仕事ができるようになって、
砂袋つけなくても、一緒にいい仕事できる男もいるんだなあと
分かって、ようやくこれからってときで、

で、ちょっと足痛いくらいで、へこたれるんじゃねー、
ときっと神様がそう言ってるんだわ。


・・・だから、やっぱり、戻ろう。元の位置に。

男は裏切るけど、数字は裏切らない。
マジ格言。


でも、セックスはしたいです。
じゃないと、肌荒れちゃうもの。

どっかにセックス、落っこってないかなー。
posted by ササクレYUKO at 06:08| 東京 曇り| Comment(8) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月16日

老子のすすめ

本屋へ行く。

文庫本コーナーで、一瞬「老子」に手が伸びたが、サブタイトルに「無知無欲のすすめ」と書かれてあったため、手を引っ込める。

・・・無知無欲になんて、なれっこないじゃん。ばーか。

そもそも、老子の本作ってる奴らが「知」に無欲であるわきゃないし、失業者の「衝動買い欲」を巧みに利用して購入させる文庫本屋に「無知無欲のすすめ」なんて「すすめ」られたくないし。っつーか、すっげえ貪知貪欲。一種の詐欺じゃん、それって。

うそつきーーーーーーー!!みんなうそつきーーーーーーー!!

で、結局、購入したのは、中島らもの「心が雨漏りする日には」
岡本太郎の「自分の中に毒を持て」とどっちにするか悩んだのだけど、後者はちょっと説教くさそうだったから、結局らも取っちゃった。中表紙の「コピーライダー」に単に萌えた、というのもあるんだけどさ。多分、三冊の中で一番人生の役に立たなさそうな本。
失業中の身にはしびれるわ、まじで。

この本によると、らもは35歳でアルコール性肝炎になったらしい。
全く持って人事じゃないわ。

仕事納めだった昨日、行きつけのバーに立ち寄った。
先客でおじ様が二人いて、私を座らせるために二人の間にあった荷物をわざわざ避けてくれたのだけど、真ん中に座る気はさらさらなかったため、一番端っこにすわり、壁にもたれかかる。


最初の一杯はマコンよ、マコン。
地味ーーに、ぐったーり、飲み干した。

一人のおじ様は、ずーーっと政治の話をしていた。
自分の父親だったら、絶対に思春期に話したくないタイプ。
鳩山がどーの、麻生がどーの、小泉がどーの。
私もそういう話好きだけどさぁ、夜中1時過ぎにはきつすぎるため、
それとなーくそれるように誘導する。

で、話は流れ、流れて、今度はどこぞやで起きた殺人事件の話。
48歳無職の男が、夫と子ども二人いる不倫関係の女に「働け」
と言われて、カーッとなって殺した。

ねえ、YUKOさん、さびしいと思わない?
二人ともどっかで心の隙間埋めようとしてたっぽくてさ
と振られたが、寂しいも何も同情する気にはなれないわ。

性欲と経済力の損益分岐点を読み間違えたんだよ、それって。

結局、その男もそうだけどさぁ、男は、自分にうんうん言ってくれる女が好きなわけでしょう。だから、うんうん言ってた女が言わなくなったから、カッとして殺したんじゃん。

自分の知性は認めてもらいたいから主張するけど、
女の知性は認めたくないから不機嫌になるわけじゃない。
挙句の果てに「すごーい」「えー、そうなんですかぁ」って、
キャバクラみたいな子だけ周りに残して、
金だけ無駄になくなって、自滅していくんでしょ。

本能的にそんなもんだよ、男って。


・・・と、捨て台詞のように吐くと、「私は違う!」とマスターが。

マスターは言う。店から追い出すのは、女性目当てでくるような男性と、奢ってくれる男を是が非でも見つけようとしている女性。そういう女性は大抵、男に相槌しか打たない、と。

そう言われてみれば、確かにマスターの店には私の嫌いなタイプの女は少ない気がする。と同時に「幸せな結婚してます」というタイプの女性も極めて少ない気がする。よく朝4時まで飲んで、目にクマ作って朝の9時から出勤できますねっていう、死ンデレラ達ばかり・・・・。

・・ってことは、ほら、やっぱり、女の知性を認めたいと思う男は少ないんだよ!という話に。

まあまあ。今日、君はたくさん言いたいことがあるだろう。
何か最後、一杯奢るよ、グラッパがいい?と言われ、
ううん、レモンチェロがいいと答える。

そうよね。相槌の打つ女を目指すなら、
グラッパがいい?といわれたら、「ありがとう」というんだよね。
レモンチェロ、って自己主張しないんだよね。でも、レモンチェロ飲みたいんだから、仕方ないじゃん。レモンチェロ飲んだほうが、より一層「ありがとう」って気持ちが倍増するでしょ。でも、結局、世の男の大半は、化粧室とかで「グラッパなんて本当は飲みたくなかったんだどさぁ」という女のほうにぐらっといく。

・・・本当、死ねばいいのに、って感じよね。


ああ、私も、1,2、3で、3の倍数に馬鹿になりたいわ。
でも、馬鹿になる前に早く仕事見つけなきゃね。

だから、その前に、もう一杯・・・。
肝炎なんて糞くらえ。











posted by ササクレYUKO at 14:44| 東京 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

仕事納め

今日で仕事納め。

ここ1ヶ月は怒涛の日々で、
落ちたりあがったりを繰り返しているのだけど、
起きてしまったことや過ぎてしまったことを悔やんでも
全くしょうがないので、恨むなら黄色ブドウ球菌を恨もう、
と決めた。

ルームメイトいわく、去年もおととしも私はこの時期、
ぶっ倒れていたそうな。で、調べてみたら、ことごとく
「黄色ブドウ球菌」が関係している。

だから、私の人生の悪玉菌は、黄色ブドウ球菌のみ、
って決めて、少し俗世から離れ、しばし気晴らししようかと。

本当はふらっと旅行に行きたいのだけど、
残念ながらぞんなお金はこれっぽっちもないので、
ここ数年やりたくてもできなかったことを
ちょっと考えてみた。

●髪をばっさりベリーショートにする。そして染める
●平日夜9時くらいに友人に会って、「うわぁ、ひさしぶりだねぇ。元気〜?最近どう?」から始まる普通のガールズトークをする
●テトラポットの上でボーっと空を見つめて、波の音を聞く
●富士山に登る(という夢を実現させるためにまずは高尾山へ)
●坊主バーに行き、世の中の矛盾について考えてみる

・・我ながら、なんて地味(涙)。

ようやく食うには困らない専門職、
とやらを見つけた気でいたのだけど、
ここにきて、また一から振り出し。

「次、何したらいいかなぁ」と性懲りもなくぼやく私に、
サーティーワンのトリプル・チャレンジ(アイス2個分の代金で3個食えるってやつ)に付き合ってくれたルームメイトは

「別に何でもできるでしょ。周りに期待しすぎなければ」と言ってくれるのだが、

問題は、私、今、夢や目標が何もないってことなのだ。
アクセルどころか、ガス欠もガス欠。

・・・なので、現実逃避という意味で、とりあえず、ちっぽけすぎる「やりたかった」ことをひとつひとつ片付けていこうかと思う。

とりあえず、髪は明日切るとして、
今日、坊主バーに「行こう!」と言ってくれた人に
メールしようかな。海はやっぱり日本海がいいから、
格安高速バス旅行調べて・・と。

富士山(=高尾山)は・・・・・・。。。。。。・・・・。。。。。
とりあえず、私が苦境に立ったときに、黙って話を聞いてくれたり、一緒にいてくれる男、見つけてから考えよう。orz













posted by ササクレYUKO at 12:13| 東京 霧| Comment(5) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月07日

面接練習

転職を決めて、人材会社の人と面接の練習をする。

自慢じゃないが、今まで面接本なんてものを
一度も目にしたことのない私は、人材会社の言う一言一言が
とても新鮮。

面接にはいろいろポイントがあるらしい。

条件面についてあまり触れないとか、
退職理由を前の会社のせいにしないとか、
あまり長く話しすぎない等々。

・・・上っ面だけの話をして、相手の本性が見えるものなのか、
とちょっと疑問。

プラス、アラサーで必ず聞かれる質問に
「ご結婚のご予定は?」「出産のご予定は?」
があるそうな。

結婚も出産も金ありきですよね。
・・というわけで今のところは全くご予定ありません。
だって、金ないですもん。稼がねば。

と答えながらも、少々の違和感を覚える。

少子化対策なんて本当口だけだよなぁ。

だってさ、ぶっちゃけ、私、こんなんでも
ちょーーー赤ちゃん産めます候補の一人でさ、
それこそ、政治家さんからしてみたら宝も宝なわけじゃん。
なのに「赤ちゃん産む気なら、仕事やらせねー」
「結婚するなら、就職無理ですよね」みたいなことをさ、
節目節目で言われたら、
そりゃ、みんな子供産まなくなっちゃうよねー。

・・で、思わず人材会社の人に逆質問したくなった。

「え、XXさんは結婚してるんですか?」
「まだです。でも、そろそろしようかと」
「ふーん。結婚したら、お相手の女性は専業主婦に?」
「いや、働いてもらわないと、僕一人の稼ぎじゃ・・」
「じゃあ、共働き派?」
「・・はぁ、ですね」
「子どもは欲しいの?」
「いずれは」
「あなた一人の稼ぎで育てられる?」
「絶対無理ですよ!そんなの!うちの給料安いんです(涙)」
「だよねー。いまどきさ、自分ひとりで食わせられる男なんて、
いないじゃん。それしようとしたら、男だって苦しいよねー」

・・・そう、男も女も同時に苦しい。

私だって、子ども、嫌いじゃないし、
産みたくないわけではないけれど、
必然的に「家庭を持って子を産むか、仕事を続けるか」ってな
二者択一式選択をアラサー女は迫られる。

アラサー男はアラサー男で、くたくたまで働いたって、
ずっと安月給のままで、寿退社して専業主婦になりたい女を
養える奴なんて、本当ごく僅かでしょ?

・・アラサーってかわいそうすぎる(涙)

そう。そこで「自分の夢は?」って質問に、
「ヨーロッパで事業を起こすこと」と答えてみた。
もちろん夢は夢ですけどね(笑)。

だって、あっちのほうが子ども育てる環境整ってるし、
家庭も仕事もいずれは両立したいと願うアラサー女の私には
よっぽど魅力的ですもの。なんで家庭持つなら仕事辞めろと
迫る国に税金払い続けなくちゃいけないのか意味分からんし。


・・とうんちく垂れたところで、仕事をゲットできなければ
どうしようもないので、面接はきちんと「つまらなく」
「模範的解答」でいくつもり。



・・・マジ、つまんねーとか、死んでも吐けません。
すべては金のためですから。












posted by ササクレYUKO at 15:28| 東京 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

花の命は吐かないものよ

ドクターストップが解かれた次の日、
快気祝いと仕事を兼ねて、とある料理屋へ一人で行く。

当初は100%プライベートモードでマジ呑みしに行く気だった
ので、酒呑めるぞ万歳記念キンキラキンのフリフリスタイルで
一人イケイケでキメていたのだが、

いざ出ようかというその時になって、
コーディネーター君から電話が来て、

「今日ササクレさん、XX行かれるんですよね?
今日XXにXXXの社長さんがいらっしゃってるので、
くれぐれも呑みすぎないでくださいね!お願いしますよ!」
とまるで保護者のごとく釘を刺されてしまう。

っつーか、フツーに呑みに行くつもりだったのに!
わざわざ言うんじゃねーよ、と舌打ちしたくなったのだが、

乳飲み子のいるおとっちゃん(=コーディネーター)の面子を
私(=酔っ払い)なんかのために潰すわけにもいかず、

おとなしく「わかりました。一合しか飲まないことにします。」
と約束した。

「え!ササクレさん!本当ですか!うわっ!ありがとうございます!終わったら電話くださいねー」とマジでうれしそうなコーディネーター。

ちょっとアンタ、どんだけ私が酒乱だと思ってんの!
仕事絡みのときくらい、酒控えるわよっ!
餓鬼じゃないのよ!そろそろ婚活しなきゃいけない年頃なのよ!
それくらい弁えてるわよっ!



・・・と確かに一瞬、そのときは思ったのは事実なのだけど、。

結局、先付けと前菜の旨さにほだされて、お造りにいく前に
約束の一合なんてあっという間に飲み干しちゃう。

あれ?私、確か「一合しか飲まない」って約束しなかったっけ?
え?でもちょっと待って。っつーか、この飯代、私の自腹だし。
自腹で飲む酒に我慢も制限もへったくれもないし。ってか、
今日はまだお休みだし。いいや。えいっ!のんじゃえ!

・・とものの見事に「生貯蔵お願いしまあす!」と二合目へ。

そこで止めておけばよかったのだけど、

決して安くはない店のカウンターで
夕方6時から一人でコース料理を頼み、日本酒かっくらう女が
よほど珍しかったのか、板長がどんどん
サービス料理を出してくれたり、「私もお酒大好きなんです!」
といかにも酒好きそうな店の人やお客さんが
話しかけてきてくれたりしたため

がんがん居心地がよくなって、

結局焼物あたりで三合目に突入。しかも熱燗呑んじまう。

が、体調が完全でなかったこともあり、
二度ほどトイレで下呂る。


でも、そこで留まらないのが私。下呂で空いた腹の隙間に
出巻卵と坦坦麺を流し込むという難技まで披露(むふっ)。

結局、食後酒まで飲んじゃって
「もう、超たのしい!すんごい楽しい!バイバイ!」
と店の人らに手を振って出たときには、もうフラフラのベロベロ。

日テレの取材チームがいたら、絶対間違いなく
私にインタビューするわ!SL広場!カモーン!!
というくらい完全無欠の酔っ払いロックンロール。

というか、頭ロールしすぎて駅つけねーし。

そのうえ、ご機嫌ついでにやめときゃいいのに
「約束どおり」コーディネーターに電話をかけてしまう。

「もしもし」「もしもし」
「もしもしもしもしもしもしもしもし・・・うきゃきゃきゃきゃ!!」「・・・・」「ねーねー超楽しかったっ!すっげえ楽しかった!」「はっ?はっ?はぁぁぁ???」「っていうかぁ、すんげえ呑んじゃったー。私やばくねー???ハイヒールとかはりきってはいちゃったんだけどぉ、歩いてる途中でなんかぶっこわれてぇ、靴屋のおじさんがタダで直してくれたの。なんか今日すげえラッキーじゃない、ねーーーー!!」「・・・。で、社長にはちゃんとご挨拶したんですか?」「え???ん????なんかぁー、私、今すんげえ気持ちよく酔ってるから、難しい話あとでね、がちゃん!」

・ ・・嵐のごとく電話をかけて、嵐のごとく電話を切った。
・ そう、だって酔えば誰でもスカーレットになれるのよ!


・ ・そして次の日。

起きた瞬間、顔面蒼白。

バックを開けてみると、確かにあったんだ・・社長の名刺。
が、どうも記憶が・・あ、もしかして「バイバイ」って手ぇ振っちゃった人・・と思い出そうとすればするほど・・思い出したくないし。

「すみません、調子に乗りすぎました。楽しすぎて・・大丈夫かしら?」とコーディネーターに電話をすると、
「大丈夫なわけないでしょう。貴女、本当ギャンブラーですよ・・」ととても温かい励ましのお言葉を頂戴する。


・・が、その数日後、なぜだか先方がまた会いたいと言っていると連絡が入る。

ほっとした反面、「何がOKだったのかさっぱり私には分からんわ・・」とコーディネーターに言うと、「OKだったのか、ただ素面との違いが見たいのか、珍しい動物を発見した気分なのか・・それは僕にも謎です。」とナイスファイトなご名答。

それから気分転換に相方の家にいき、転寝している相方をよそに第三のビールを盗み飲もうと冷蔵庫を開くと妙なものを発見。


・・・なんで、バースデーブーケがここにあんだあああ!!!???

そう。料理屋に行ったその日はちょうど奴の誕生日で、
ブーケとケーキとバースデーカードとキャンドルを買って帰り、
真夜中にケーキの上のローソクを消すくらいのことはしたのだが、
とにかく私がベロベロだったため10分ほどでイベントは終了したのである。

酔っ払いながらも水切りをして、コップに水と漂白剤を入れて、
腐らないようにしておいたはずなのだが、まさか
その花がまんま冷蔵庫に、しかも「肉のハナマサ」の大量業務用
ソーセージと腐りかけたタイ産のベーコンの脇に
保存されることになるなんて・・・・。

「・・寝てるところ悪いんだけど、 なんで、誕生日の花束、冷蔵庫にしまってるの?」と質問すると

相方は寝ぼけたまま「ん?長持ちするでしょ・・・むにゃむにゃむにゃ」と面倒くさそう煮答える。

仕事尽くめの相方がその日帰ってきたのは午前2時過ぎで、
キャンドルと花束を見たとき、「誕生日すっかり忘れてた・・」と多少嬉しそうだったのは確かなのだが、

・・・だからって、ブーケ冷蔵庫にまんま入れるって・・・。
そのうえ、全くあれから水を替えた形跡ないし。
せっかくのガーベラと薔薇の香りが、ソーセージとたくあんと腐ったタイ産ベーコンのにおいに負けてるし・・


っつーか、まるで私の扱われ方まんまじゃん!(怒)

「っていうか、大事にしてる割には、既に萎れかけてるけど」
「・・・・グーグー」
「しかも、あん時のケーキまだあるけど・・」
「・・・・・・一口・・・・・・クッタ」
「・・・・花、ソーセージくせーし」
「・・・」
「・・萎びてて、ソーセージ臭くて、ちっちぇーし」
「・・・・何言いたい?」
「・・・・別に。」

・・・最後は私、エリカ様になってた。
posted by ササクレYUKO at 12:53| 東京 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

ジェンダーバイアス的痴話喧嘩

私の体調が悪くなってからというもの、
険悪ムードが漂っていた相方とついに喧嘩する。

自分が健康でバリバリ働ける時は
不思議と「稼げなくなる」不安なんて
沸いてこないものだが、

いざ病気だ、休職だ、失業間近だ、となると
急に心もとなくなり、普段吐かないような言葉を
吐いてしまう。

それが私にとって「養え!」だった・・・。

そもそも私が体調を壊している間、相方は全然優しくなかった。
新しい職場で、今が正念場、というのもあるのだろうが、
体調が悪く、ヨレヨレの私など未だかつて見た事なかったためか
「テンションが下がる」「大げさだ」などと煙たがった。

うんでもって、私の「養え」発言に対し、

「もし俺が『養え』とか言ったら、自分はどう思うわけ?
あれはどういう意味で言ったの?」とキレたのである。

・・そう言われて、私は冷静に考え、慎重に答えた。

「君が私を養えないことくらい、私が一番よーく分かってる。
養えるなんて100%思ってないし、そういう素質は皆無でしょ。
確かに100年経っても無理だと思うよ。でも具合の悪い時くらい、気休めで『努力するよ』の一言くらい言ってくれたっていいじゃない!君が無職の半年あまり、私は相当生活費を援助してきたけど、私が病気になったらのたれ死ねって言われてるっぽくてかなり気分悪かった」と。


すると不思議ね。そう言ったらそう言ったで、「そこまで言うな!」と相方は嫌なのである。きっと、かすかにだが、まだ「男の沽券」が残っているのだろう。

そこで私も何か言い返したくなり、

「自分で汚した部屋を私が掃除しなかったり、自分の洗濯物を私が洗わなかったりして、『もっと女の子らしく』はないだろう。仕事で必要なシャツを用意してなくて、休日に私にさんざん探させておいて、渡しに行ったら『ありがとう』の前に『これじゃない』って文句からはじめるって、君の求めてる『女の子らしさ』ってそういうこと?」とにらみ付けた。

彼の反論がこれまたすごい。

「今俺は仕事が忙しい。くたくただ。そういうことを頼めるのは君しかいないし、補佐してほしいのだ。シャツのことだって、部下の子に聞いたら、『シャツのかたちに文句をいうのは間違ってますけど、私ならフツーに買ってきます』と言ってた」

当然、私はその発言に反論する。

「あのね。君は忙しい忙しいっていうけど、私も同じ時間だけ働いてるし、病気になるほどクタクタだよ。それに君の部下がなんと言おうと、ビジネスマンとしても、男としても、あの時の君の対応が最低最悪だったのは私は撤回しないから。まず、忙しいのを言い訳に、ギリギリまでやらなくちゃいけない仕事を放置しておいたのは君だし。そういう緊迫した状況で、男物のシャツなんて全然詳しくない私という人間におつかいを頼んだ人選ミスは君のミスだし。かつ、そういう人間にやらせなくてはいけない状態であるならば、正確に間違いなく相手が仕事をこなせるように十分な説明が必要だったにも関わらず、説明もろくにしなかったじゃん。で、私が足を棒にするほど探し回って、ようやく見つけて持っていったら「ありがとう」の前に「これじゃない」でしょ。私は2週間ぶりの休日で、かつ仕事もあったのに、その合間をぬって君の用事をやったのに。思いやりもへったくれもないし、自分の都合だけじゃん。君の部下と私じゃ、仕事量も職場での責任も使える時間も違うじゃない。なのに同列で比べるって、だったら、9時5時OLと付き合えばいいさ。そんな『女の子らしさ』を私に求めるのはナンセンス」

そんな私に相方は言った。

「・・・お前、やっぱりアメリカ人だな」

『女の子』の次は『アメリカ人』である。
私はどんだけ七変化すりゃいいのだ。

「環境が変われば、相手に求めることや求める人が変わるのは当然だし、私はそういう自然の流れに逆らう気はないよ。働いてないときは、私のように生活費援助してくれる女が良かったかもしれないけど、いざ働き出したら、専業主婦みたいな女が欲しいわけでしょ。私だって一緒だよ。バリバリ働いてる時は、料理上手な主夫がいいし、仕事がなくなるかもって思ったら、養ってくれる男が欲しくなる。
もう、そういうのはお互いさまじゃん。でも、そもそも私が『女の子』らしかったら、6ヶ月も無職な『男の子』らしくない男となんて付き合ってないでしょ。「まあ、そういう時期もあるよね」ってさー、君のいうところの『男気』があったから、私は君と付き合ったんじゃん。養えないとか、自分の『男らしくない』ところは棚にあげて、私にだけ『女の子らしさ』を求めるのは違うよねー。聞けば聞くほど、元気でやさしくて、気配りができて、落ち着いてる子に育って欲しいと言ってる馬鹿な母親発言のように聞こえてくる」


・・・ここまで言うと、相方も降参したのか、ただただあきれてたのか、なぜか笑っていた。

「もういいよ。疲れた、飯にしよう。飯作る」

ついでにいうと、私が体調の悪い間、君がぜんぜん優しくないのも
私は理解しようと努めたのだよ。仕事が正念場のとき、そこに集中したいのは私だって一緒だし、テンション低い人間と一緒にいると確かにテンション下がるよなってね。

だからさー、私も考えてさ、君が優しくないときは、責めるより遊ぼうと思ってさー。そしたら、結構いっぱい面白いおじさんとの出会いがあってさー、みんな超大人で優しくてさー、テンションあがって、毎日楽しいんだよねー。80歳ともうすぐ60歳の二人が、120歳まで生きてガールズハンティングするのが夢、とか言ってるんだよー。ねー、すげえ元気でちゃう。私も120歳まで生きて、ボーイズハンティングしたいわぁ。ピンクハウスとか「女の子らしい」服着ちゃってさぁ。あ、このチキンおいしいー。わーい、『女の子らしい』男のチキン、おいしー

・・・と相方の作ってくれたチキンをつつきながら、ワインをがぶ飲みしていたら、「ウッセー、ブス!お前、そろそろどんだけブスか知ったほうがいい」という、それこそ小学校低学年並みの『男の子らしい』雄叫びが、頭の上をスコーンと飛び越えていった(笑)

そして、一言ぼそっと

「悪かったよ。俺が悪かった」


・・・え、今、何か言いました?私聞こえませんでしたが?と言おうと思ったが、その言葉を呑むようになった分、私も「女の子らしく」なったというわけか?
posted by ササクレYUKO at 12:47| 東京 雨| Comment(3) | TrackBack(0) | ♂と♀ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする