2006年01月19日

メディアリテラシーと風説の流布について

以前、エロゲークリエイターの鳥山仁氏とエロゲーライターの松代氏が運営する掲示板で、私とカマヤンのことが話題として上げられているときに

私の知ってるレイプ被害者は、"みな"ロリコン好きか虐待好きと付き合っている。

と鳥山仁氏に書かれたことがあった。なぜ彼がそんなことを書いたのか、正直真意は不明だが、予測するに、自分が対立しているカマヤンと私が会ったというへたれ♀内のエントリを読んだうえで、

ササクレとカマヤンはできているのではないか?

・・・という『風説の流布』(※なんだか最近流行りですね)を行いたかったのだと思われる。

その後、

ササクレに共通の知人を通して接触することもできたけれど、やらなかった。
なぜならカマヤンが自サイトでササクレ擁護を始めたからだ。

・・・というこれまたよくわからない理屈が書いてあったのだけれど、
本当のところは、美少女アニメ論争が始まったばかりの頃に、共通の知人から聞いた情報として「ササクレは問題児」発言を彼の掲示板にあげて、率先してササクレバッシングを行っていたので、その友人に頼むことなんてできなかったはずである。

(ちなみに、その「共通の知人」と私は、メールで何度かやりとりしたことはあるが
直接的には一度しか面識がない。そのわりには、なんやかんやで親しみをもってもらっているのはわかるので、彼が私を『問題児』発言したとしても、私は『あいつはそういうこという奴だよな』程度にしか取らないのだが。この辺も、多少取材能力のあるプロのライターなら、自分のバイアスをまずは疑い、当事者とソースの関係性や親密性を調べ上げたうえで、この『問題児』発言を掲載するかしないかを判断するはず。しかしながら、スキャンダラスな内容を誰よりもはやくネットに掲載したいひとや、当事者に対面取材の依頼もせず、第三者にメールを投げてその返信に書かれてあった当事者への心象を「真実」として掲載することに何の羞恥心も感じない人や、ネット上に落ちている資料や情報を単に並べるだけの情報こじき行為を「取材」だと勘違いしている人にはよくありがちなアポーンである。)

そのうえ、へたれ♀内で繰り広げられていた、ヲタクと私との話し合いの流れが和気藹々としてきた途端、自ら始めたバッシングのはずなのに「彼女をたたくのはやめましょう」なんていう優等生発言をシラ〜っと掲載していた。

私はPCの前で

目が点ってこういうことをいうのね・・・

・・というほど、瞳孔がかたまってしまった覚えがある。そう考えると
私は「目が点」というめったに経験することのできない体験をさせてもらえたという
意味で、鳥山氏に感謝すべきなのかもしれない。

なんで、こんなことをだいぶ経ってから書き出したのかというと、
人のフリ見て我がフリなおせではないけれど、この小さな小さな「場外乱闘」は、

・自分のバイアス次第で人の言葉をまったく違うニュアンスに取り違えることがある
・本人への取材抜きに第三者の意見だけを掲載することの危険性
・謝罪と訂正文の大切さ
・メール取材やネット取材の限界
・スピード重視のネット媒体の弱点
・主語の大切さ


なんていうメディアの基礎の基礎を、私自身が今一度深く見つめなおすきっかけとなり、あの時の自分の立ち居振る舞いや、自分自身が今年はじめからはじめた活動の教訓として結果的に非常に役立っているからである。

たとえば、ジェンダー関連の有識人と会ったときやメジャーマスコミがくるような学会やイベント、はたまた地方自治体の審議会などで

現役プロのエロゲー作家に、『私の知っているレイプ被害者は、"みな"ロリコン好きか虐待好きと付き合っている』とレイプ被害者が掲示板で中傷されていました。私はPCの前から動けなくなりました・・

・・なんて私が体を震わせて発言したとしよう。

カマヤンと鳥山仁氏との対立も、自らがササクレYUKOであることも、鳥山仁氏がそこまで有名なエロゲー作家ではないことも伏せて、その発言だけを公の場でしたとしたら、鳥山仁氏個人に対してだけではなく、エロゲー業界全体の心象を悪くすることは言うまでもない。

たとえ「私の知り合いの・・」とつけたとしても、仮にもどこぞやのメーカーなりと関わっている"プロ"のエロゲー作家が、

私の知ってるレイプ被害者は、"みな"ロリコン好きか虐待好きと付き合っている。

・・と発言することは、そういう危険性も十分含んでいる。

私は、規制反対派同士のごたごたに首を突っ込むつもりはないし、
誰の味方をして、誰を敵にまわすとか、そんな面倒くさいことには関わりたくないが

あえて一言言わせてもらうなら、

私の知ってるレイプ被害者は、"みな"ロリコン好きか虐待好きと付き合っているから、ササクレYUKOもロリコン好きか虐待好きの男が好きに決まってる。

という風説をまねして、もし仮に私が、

私の知っているエロゲー愛好家は"みな"幼女レイプ殺人犯だから、鳥山仁も幼女レイプ殺人を犯すに決まっている

という風説を流したとしたら、ご自身はどう思われるのだろう?

そういう発想の仕方って、エロゲーヲタが一番むかついていることなのではないか?



"業界人"を自称する人間のメディアリテラシーの低さを嘆かずにはいられない。

posted by ササクレYUKO at 09:42| 東京 晴れ| Comment(3) | TrackBack(0) | ★永久保存版★美少女アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メディアリテラシーというよりは、言論操縦の問題かな?

さて「風説の流布」は株価操縦などを目的とした場合だけに使われる言葉であり……という明らかにどうでもいいツッコミはともかく、一般化した対象の普遍的現象を批判するフリをしながら実のところは極めて限定した相手を貶してるだけという、当てこすりのようなやり方は言説のスタンスを問わずホント多いですね。ま、楽な上に同調者からは熱い支持を得れてさらに何だかクールに構えることができるんだからそりゃ便利でしょうけど……。批判され返されたところで、何でお前がムキになってんの? とか吹いて終わらせることも可能ですし(笑)
いや、怖い怖い。

まああの頃は最初、YUKOさんも幾分ヒートアップされてましたもんね。同じノリで嘲笑してやろうとしたらあっという間にクールダウン&方向転換されて批判が空中回転しちゃったので、あれれ? という感じではあったのでしょう。以上一般論でした(え?
Posted by スープ at 2006年01月19日 21:00
おーーーい!!とりあえず、足跡を残してみますが、連絡ください。メール入れました。
Posted by 赤っぴ at 2006年01月19日 21:36
携帯があああああ!!!!
があああああ!!
Posted by ササクレYUKO at 2006年01月19日 22:14
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